Skip to main content

「教育をしない教育」で世界に通用する星野リゾート

geralt / Pixabay

「教育を施すことは絶対に正しいことだ」という主張に対して、反論できる人はいるでしょうか? 会社や学校でこのようなことを言い出せば、爪はじきにされかねない危険な考え方かもしれません。

しかし、「教育しないこと」を大切にしている企業が存在しているのも事実です。一つは前の記事で紹介したネッツトヨタ南国。

他にも、昨今飛ぶ鳥を落とす勢いで成長する星のリゾートも非常に近いものを持っておられます。

そのエッセンスが語られている記事がありました。

教育をしないと公言できる会社

「社員教育はしません。でも世界で通用します」――星野リゾート、自立したチームをつくる「超オープン戦略」

引用元:星野リゾート

国内外で数々のリゾート開発、旅館経営を成功させている星野氏。その彼が「社員教育はしません」と言い切ってしまっているのです。それでも、世界に通用するのだと…。

星野リゾートでは基本的に社員教育をしていません。

引用元:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45973

「教えない」星野リゾートの教育

とはいえ、全く何もしないわけではありません。当然、基礎的な技術の習得は教えます。このあたりはネッツトヨタ南国と同じです。正解がはっきりしているものは、教えてしまえばいいのです。

しかし、現場で起こることに対応をしていくのは、その場にいる人にしかできません。経営者とはいえ、全てを牛耳ることはできないのは厳然たる事実。

経営者が出す答えを現場の人間に教え込む教育では、対応しきれないのです。

指示待ち人間を作っているのは教育?

また、他者が答えを教え込むことは「あなたに必要な答えには、あなたの力ではたどり着けない」という暗黙のメッセージにも繋がります。

この状況に陥れば陥るほど、人は他者に答えを求めます。そして、世間で言われる「指示待ち人間」が出来上がるのです。

管理職同士の会話で「最近は指示待ち人間が増えた」などという話を聞きますが、実は自分たちが増加の大きな要因の一つであることも理解する必要が出てくるでしょう。

教育が人を弱くすることも…

教育をする弊害について、もう一つ記事を紹介します。

教育したら、人はすぐに弱くなる

引用元:武術家・光岡英稔

格闘家の世界でも、同様に教育を人を弱くすることがあると事例を書いてくれています。この場合は、人を枠にはめることで、その持ち味を殺しているという理解でしょうか。

会社であれば、就活や新入社員研修という儀式がこの役割を果たしていると言えるでしょう。

むしろ、現場にいる人たちが自分で考えて、自分なりの対応策を講じていけるように後押しをするしかありません。上記の星野氏もご自身の仕事の定義をこう話しておられます。

そこで、私の仕事は環境を提供することです。

引用元:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45973

人材教育は調べれば調べるほど、その深さに圧倒されるばかりです。しかし、今後も研究を続けていきます。