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くしゃみをする度に腰が痛んでお困りの方へ

腰痛

「くしゃみが出ると腰が痛いのですが、何とかならないでしょうか?」というなんとも切実な調べもの依頼をいただきました。

私は医者ではないので、まずは何よりも「病院に行くこと」をお勧めしました。

その上で、「とりあえずできること」を探してみました。

アテにできそうなサイトが少ない?

調べてみて驚いたのですが、依頼者と同じように「くしゃみをすると腰が痛い…」とお困りの方が非常に多いのです。

それに対して何らかの根拠(エビデンス)も示しながら、解決策を提示しているサイトが見つけられませんでした。

そこで、専門家が書いておられていて、参考になりそうなものをいくつかピックアップしてみました。

簡単な解決策は「物に掴まる」

いくつかある方法の中で、最も簡単な方法はこちらです。

くしゃみをする瞬間、物にしっかり掴まりましょう。

引用元:こころ接骨院

このことを知っているだけで楽になるのだとしたら、とても重要な知識ではないでしょうか。

依頼者がこのことを知らなければ、たったこれだけでも調べた甲斐があります。

床に膝をつく・壁に体をつけるのも有効

他にも以下のような対策も見つけました。

①前傾姿勢になると痛いなら、最初から少し反った姿勢になる。
これは大幅に反る必要はありませんが、気持ち反った感じでいいです。

②膝を床についてくしゃみをする

③壁に体をつけてする

引用元:滝沢中央整骨院・整体院

とにかく、くしゃみの勢いを腰だけで受けないようにするのが重要なようです。

壁に体をつけるのも衝撃が腰に直接行かなくなりそうで、良さそうです。

しかし、くしゃみの前兆を感じてから壁に向かっても、間に合うかどうかが少し心配ではあります。

たまたま、壁付近にいるときはすぐに使えますね。

床も壁も使えないときはお腹に力を入れる

腹
Madeinitaly / Pixaba

それでは、会社や外出先などで、床も壁も使えないときはどうすればいいのでしょうか。

引き続き調べ続けていくと、こちらの院長さんがそのためのコツを書いてくれていました。

「お腹に力を入れる」が基本です。

引用元:埼玉のわらびカイロプラクティックセンター

ただ、これだけでは伝わらないこともあるようで、より詳しい手順も教えてくれています。

背中を丸めて両手でわき腹をしっかり押さえる
背中を丸めて両脇でしっかり肋骨を押さえる
背中を丸めて壁や柱をしっかり持つ

引用元:埼玉のわらびカイロプラクティックセンター

お腹への力の入れ方がわかれば、上2つの方法でくしゃみをしのぐことができそうです。

そして、やはりここでも登場するのが壁や柱に掴まる方法です。

何かに掴まる方法の効果を検証した論文が存在する

気になって調べてみると、論文サイトで以下のものを見つけました。

くしゃみ時における腰部負担の分析

くしゃみで腰に衝撃が伝わることを「腰部負担」と言うのですね。

腰痛を研究者がまじめに言葉にすると、ずいぶんと雰囲気が変わります。

タイトルは硬く見えますが、この論文は要するに「くしゃみをするときは何かに掴まるといいと言われているけど、本当かどうかを調べてみた」というものです。

「たかだかくしゃみで腰が痛いくらいで、大げさな…」と思う方もおられるかもしれませんが、そこをきっちり検証するのが研究者。

ですから、この研究には5名もの専門家がかかわっておられます。

そして、当然ながら設備も本格的。

 

  • 赤外線反射マーカー 32個
  • 床反力計 4枚
  • 赤外線カメラ12台を用いた三次元動作解析装置
  • 筋活動を計測する表面筋電図計

 

合計で、いったいいくらになるのでしょうか。

これらの計測器を使って、くしゃみをしたときの筋肉の収縮や腰(椎間板)などへの影響を計測するのです。

そして、最後にくしゃみの実験には欠かせないアイテムも忘れません。

くしゃみの誘発にはティッシュ ペーパーで作成した“こより”を使用

引用元:くしゃみ時における腰部負担の分析

ここだけは、ずいぶん身近なアイテムです(笑)。

ここまで書かなくても…と思うのですが、他の方々が再現実験をできるようにきっちりと書いておくのが研究者なのです。

最も大事なのは、この実験の結果です。

くしゃみをする時には前方の机に両手をついた姿勢で行うと腰への負担が軽減できると考えられた

確かに効果があるのです。

とはいえ、すべての仕組みが解明されたわけではありませんから、今後の研究次第では検証内容が変わることもあるでしょう。

しかし、現時点では一つの根拠として、主張できる数値があることは非常に有意義です。

これらは早速、依頼者にお伝えする必要がありますね。

今回は喜んでもらえそうな調べものになって、本当によかったです。