Skip to main content

その方法は、問題対処ですか? 問題解決ですか?

Ylvers / Pixabay

問題に直面したとき、あなたは問題解決をしていますか? それとも、問題対処をしていますか?

問題対処:【効果】目に見えやすい 【効果が出るまでの時間】短い
問題解決:【効果】目に見えにくい 【効果が出るまでの時間】長い

火事が起きたときの対応策を例にあげてみましょう。

「問題対処」
ホースで水をかけたり、消火器を使って消火する

「問題解決」
火事が発生しない方法を考え、新たな打ち手を講じる

どちらが重要かというと、どちらも大事です。ただし、問題対処ばかりしていると、問題が解決されることはありません。そして、いつかは問題対処が通用しなくなります。

お店が広告を打ち続けるのは「問題対処」

例えば、ホットペッパーに掲載されている広告。私が以前関わっていた「使い捨てコンタクトレンズ販売店」も毎月広告を出していました。

この広告費が毎月100万円近くかかることは、一般的には意外と知られていません。

当然と言えば当然です。クーポンを使う人からすれば、タダでもらえるフリーペーパーなのですから…。

掲載料の一例も今や検索すれば、あっさりと明らかになります。

HOTPEPPER 料金表

引用元:http://www.cells-inc.com/price.html

1ページ丸々使った広告を出すと、新宿エリアで85万円、大阪キタ・ミナミで88万円と書いてあります。

「これだけ高額な費用をかけて、元をとれるのか?」というと、非常に危ういのが実情です。

広告に掲載されているコンタクトレンズの販売価格を見ながら、店舗の担当者が「うちの仕入れ値より安い金額で広告が出ている…」と困惑している光景も何度も見てきました。

高額の広告費を使って、原価割れスレスレで販売をする。
広告掲載時だけ、客が来る。
しかし、広告を打ち切った途端、客足が遠のく。
そして、また広告を出す…。

この繰り返しを続けるだけでは、最終的な目標の一つである利益を上げることはできません。事業を営む目的は「高額の広告費を払い続けるため」ではないはずです。

加えて、広告の効果が落ちてきていることも、あちこちの店舗で聞こえてきています。

しかし、どうしていいのかわからず、多くのコンタクトレンズ販売店は、この「負のスパイラル」から抜け出せずにいます。

「問題対処」の売り文句に操られていませんか?

実は、このことは誰にとっても他人事ではありません。同様の構造は、誰の身にも起きています。

1日5分だけ○○をすれば痩せる!
□□さえあれば、内定が出る!
3つの△△で、子供の頭が良くなる!

これらのCMや書籍のタイトルに、惹かれたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、安易な手段に過ぎない「問題対処」をしているだけでは、問題は解決しないのです。

「問題解決」としての「教えない」教育

この「問題解決」に真正面から取り組んでいる会社があります。高知県のカーディーラー「ネッツトヨタ南国」です。

「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学
走らないトヨタ: ネッツ南国の組織エスノグラフィー

ネッツトヨタ南国の取り組みについては、これらの本で詳しく書いてくれています。

人材教育にあたる際、「どうすればいいのか?」を先輩や上司が教えることは簡単です。結果として明らかに改善が見えますし、教育効果もすぐに出ます。

しかし、教えることは多くの場合「問題対処」に過ぎません。だからこそ「教えない」ことを重要視しているのです。

とはいえ、ネッツトヨタ南国でも、決して何もかも教えないわけではありません。必要書類の手続きの方法などは、決まりきったものは教えてしまえばいいのです。

ただ、接客や営業、人材育成などは、絶対的な答えなど存在しません。その時々で個々人が考える他ありません。このような状況では、教えたくても教えようがないのです。

最終的には自分で考えるのが一番

「自分で考えたところで、わからないよ!」という方もおられることと思います。そういった方にいつも私が聞くことがあります。

「喉が渇いたらどうしますか?」→「何かを飲みます」
「お腹が減ったらどうしますか?」→「何かを食べます」
「では、わからないときはどうしますか?」→「…??」

今まで、答えとして返ってきたのは「考える」「調べる」というものでした。どちらも誰もが自分でできるものです。

たしかに、考えて、調べただけで、すぐに問題が解決するかどうかはわかりません。わからないのですから、何度も打ち手を失敗することもあるでしょう。しかし、それこそが「問題解決」のプロセスです。

今後、安易な打ち手である「問題対処」を選んでしまいそうなときは、ぜひ1秒だけでもいいので「問題解決」を考えてみてください。

吾輩は調べもの好きである。

DariuszSankowski / Pixabay

私は知らないことを知るのが大好きです。

知らないことを知ることに、ただただ喜びを感じるのです。しかし、この気質がたまに人の役に立つことがあります。「○○について調べてください」「これって本当ですか?」という調べものの依頼を個人的に受けるのです。

素人の私にわかることなんて、たかが知れているのですが、その都度自分なりに調べて根拠を示しながら、現時点の仮説をお伝えするようにしています。

他者が提供してくれる調べもののテーマは、たいていの場合私が一切知らなった分野であることがとても多いものです。そこは、私にとって知らないことの宝庫です。

未知のことがらを一つひとつひも解いていくような過程に、私はなぜか無性におもしろさを感じるのです。

今やインターネットのおかげで、誰でも簡単にさまざまな知識に触れることができるようになりました。ほとんどの人が持ち歩く携帯端末を使えば、情報の検索は誰にでもできるです。

たしかにネット上には情報の真偽が怪しいものも多いが、日常生活で必要となる情報は、おおよそ得られるのではないでしょうか。

ネットの情報では物足りず「もっと詳しく知りたい」と思えたら、本屋に行けばいいのです。そこには数多の書籍が並んでいます。

より専門的なことを知りたければ、数千円で知識を得られてしまうのです。多少古い本であれば、図書館で誰でも借りることもできます。それも無料で。

さらにもっと深く知りたいと思った時には、専門家が大変な労力と知恵を絞った学術論文にあたることも可能です。その一部はインターネット上に公開されていますから、実は誰でも読むことができるのです。日本にいながらにして、海外の論文も読むこともできます。

このサイトは、調べもの好きな素人が何かを調べ続ける記録です。

とはいえ、所詮は素人なので、研究の最前線にいる研究者・専門家には遠く及びません。的外れな内容も多いことでしょう。サイトの内容を参考にするかどうかは、読者にお任せします。

知ることに喜びを感じる私にとって、さまざまな知識にたどり着ける現代の環境というのは実にありがたいものです。毎日飽きもせずに、知らないことに関する情報を集めては、一人で勝手に楽しんでいます。

そんな「ただの知りたがり」である私の勝手が誰かの余興になれば幸せです。