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火災保険として「パーフェクトライフ」に加入している人は損をし続けているかもしれない

火災保険

賃貸物件に住むには、火災保険への加入が必要となる場合が多くあります。

この火災保険、ほとんどの方は不動産仲介業者から言われるがままに加入しているのではないでしょうか。

一つひとつ調べないと、よくわからないものにまで加入させられているというもの。

携帯電話の契約と似たようなものですね。

更新の案内が来てから、詳しく調べてみると、実は私もその一人だったことがわかりました。

たまたまこの記事にたどり着いた方で、私と同じ境遇の方がおられたら、少しでもお力になれれば幸いです。

私は火災保険に払う金額が半額以下になりました。

加入していた火災保険に不信感を持った理由

更新月を迎える頃、保険会社から契約更新の書類が届きました。

しかし、その封筒が「無地の茶封筒」です。

茶封筒

これと非常に似たものを何度か見たことがあります。

アダルトDVDなどのチラシが入ったDMです。

たまにポストに入れられているので、すぐに捨てています。

この封筒、あまりに雰囲気が近かったので、思わず捨てるところでした…。

送ってきたのは株式会社オリンポス

裏面を見ると、さすがに会社名の記載はありました。

封筒の裏

送り主は「株式会社オリンポス」とのこと。

本当に存在するのかどうかすら、疑わしいので、早速検索してみます。

http://olympos.jp/

一応、会社のサイトはすぐに見つかりました。

しかし、光回線の敷設やWEBサイト制作、水光熱の契約代行くらいしか書かれていません。

保険のことは全く触れられていないのです。

これは会社の方針として、「保険商材については情報発信をする気がない」ということだと私は理解しました。

本業の傍らでやっているだけなのでしょう。

そのような会社に最も有用な保険商材を見定める目があるとは、私にはとても思えません。

返信封筒の印刷もいい加減

火災保険の更新をした場合は、代理店であるこの会社に個人情報を送ることになります。

その際の返信用封筒が同封されているのですが、それがこちら。

返信用封筒

会社名、切れてるし…。

これ送ったらちゃんと届くのでしょうか?

封筒から醸し出される安っぽさに加えて、このいい加減さ。

いよいよ、怪しくなってきました。

次は保険商材を提供している会社も調べる

保険商材「パーフェクトライフ」を提供している大本の保険会社も気になってきました。

調べてみると、一般社団法人あんしん認可特定保険が提供しています。
http://anshin-tokuho.com/

こちらも、これまた何らかの情報を伝えようという姿勢が全く見えないサイトです。

書かれているのは商品一覧ページで、

●補償内容

*家財補償
*家財盗難補償
*借家人賠償責任補償
*個人賠償責任補償
*修理費用補償
の5つの補償をカバーした賃貸入居者様向けの家財補償です!

引用元:http://anshin-tokuho.com/service.html

と触れられているだけです。

自社の商品に思い入れがあればあるほど、雄弁になるもの。

情報を発信する素振りすらないのは、どうにも解せません。

補償内容は他社と大差ないのに高額

実際に他社の火災保険と比べてみました。

価格も明記してあって比較しやすかったのがこちらの保険です。

日新海上火災「お部屋を借りるときの保険」

WEB上で手軽に加入できるのも特徴の一つ。

クレジットカードさえあれば、翌日から加入可能です。

開始日をある程度、指定することもできます。

補償内容についても、先の2社のサイトに比べると、はるかに丁寧に書いてくれています。

というより、これが普通でしょう。

現行の保険との比較を表にすると、このようになりました。

比較表

保険料が高い割に、修理費用や個人賠償責任の補償金額が少ないのです。

特に他人に迷惑をかけないために必要となる個人賠償責任額に8000万円も差があるとは…。

見直しの結果、他社への切り替えをあっさり決定

2年契約で22000円の保険料が、1年ごとの更新で毎年4000円(2年でも8000円)となりました。

我が家には元々あまり物がないので、家財補償の額は最小の100万円で十分です。

その他の補償内容に大きな違いはなかったので、乗り換えない手はありませんでした。

結局、保険料を大きくするのは、家財補償の金額なのです。

高級な家財をそろえておられる家庭だと必要な金額も上がってくるでしょうが、あまり物を必要としない私たちには不必要な保険の内容でした。

火災保険に関しては、こちらのサイトがとても参考になりました。

賃貸の火災保険:大家・不動産屋が勧める保険は相場より高い。自分で安いものを探すべき。

まったくもって、タイトルの通りです。

賃貸住宅の火災保険料“2万円/2年”は妥当なのか?

こちらも非常に参考になる記事です。

手厚い補償は人によっては必要ですが、必要ない人も多々おられます。

火災保険「パーフェクトライフ」については、Yahoo知恵袋で相談している方もおられました。

今回、引越しを初めてするのですが、重要事項説明時に「火災保険」だと思っていたのが「パーフェクトライフ」(パーフェクトライフ保障)への加入だと初めて知らされました。

不安を覚える方が自然なような気がします。

何かの抱き合わせで、ついでに契約させてくるものは要注意

なんでもそうですが「申し込みにはこれも必須」と言われるものについては、注意が必要ですね。

重々気を付けた方がよさそうです。

今回、とてもいい勉強になりました。

いい加減な雰囲気を醸し出すDMを送ってきてくれた会社に感謝するばかりです。

性格適性検査を重視した採用は、組織を脆くする

適性検査

採用試験で、誰もが一度は経験するのが「適性検査」。

今では様々なサービスが販売されています。

しかし、性格を重視して採用の合否を決めることは、本当に組織を強くするのでしょうか?

2種類に大別できる適性検査

この適性検査は、大きく2種類に分けられます。

 

  • 一般知能検査
  • 性格適性検査

一般知能検査は、学校のテストのような検査です。

内容もよくある国語・算数などの問題やIQテストのようなものもあります。

もう一方の性格適性検査は、パーソナリティー心理学の知見を活用し、求職者の性格特性で適性を測るものです。

厚生労働省は性格での合否を許していない

許していない
geralt / Pixabay

しかし、厚生労働省の指針により性格で採用の合否判断をすることは許されていません。

だからこそ、「性格検査」とせずに「適性検査」という表現をされています。

厚生労働省の指針を順守する熊本労働局のサイトにもこう明記してあります。

「血液型・星座」と性格とは科学的根拠に裏付けられたものではなく、職務能力とは全く関係のないものです。

引用元:熊本労働局|公正な採用選考のために

にもかかわらず、昨今では性格適性検査が企業側で強化されています。

入社後に鬱などを発症されると困るので、そのリスクを少しでも回避したいがためというのが大きな要因です。

性格による選別はおすすめしない

私も「真に意義ある採用手法」について真剣に研究する過程で、この適性検査についても調べていました。

現時点の結論としては、職務適性を性格で判断することはおすすめしません。

かといって、厚労省におもねるわけではありません。

脆弱な組織を形作る原因になることが判明してきたからです。

組織の均一化は脆さと紙一重

特定の性格の人を集めると、どんな組織になるのでしょうか?

例えば、ある組織が外向性の高い人を好んで採用し続けたとします。

この採用方針からもっと外れていくのは、神経症傾向が低い方でしょう。

すると、どんな組織になるでしょうか?

次々と新しいことを始めるばかりで、内省をしない傾向に傾いていくでしょう。

また、日々の業務に潜む、様々なリスクに気づくことも少なくなります。

いつか、大きな事故やトラブルに見舞われることが安易に想像できます。

その逆もまた然り。

神経症傾向が高い人だけ集めてしまっても、問題は起こります。

思考が偏るだけで、実際の動きに昇華できないままになるかもしれません。

結局、どちらの特性も組織にはいてくれた方がいいのです。

「うちの営業部で成績を上げている人はこういう性格の人が多いから、同じような人を集めよう」
という単一化は、大きな脆さを内包します。

自然界では当たり前

これは自然界では、ごく当たり前に起こっていることです。

生存競争の厳しい自然界では、多様性が生き残る術。

ビッグファイブ理論で表せる5つの性格特性因子は、それぞれの特徴の持ち主が協力しあうのが有効なのです。

性格適性検査は、選別に使うことは有効ではありません。

むしろ、自分とは違う他者を理解し、協力関係を築くツールに使うものです。

管理のしやすさを優先し、脆さを許容する?

たしかに、確かに均一の方が管理しやすくなります。

経営者が優秀な間はそれで持つでしょう。

しかし、拡大成長していくうちに、いつかは経営者の目が届かないところが出てきます。

管理型には限界があるのです。

そもそも、管理できないことが世の中にはあまりに多いのですから…。

性格は選別よりも活かし方を見出すことに使う

さまざまな研究者の知見が切り開きつつあるパーソナリティ研究。

選別にだけ使うのはあまりにもったいないです。

自分と違う他者との協力をするために、ぜひとも活用してください。

選考時に適性検査を課すのではなく、入社時にこそ実施するといいでしょう。

配属される部署の全員がお互いの特性を知ることこそが有益です。

自由に翻訳していい著作物が存在することに驚いた

翻訳

「英語の勉強のために、日本の小説やWebサイトの記事の翻訳をしてみたいんだけど、さすがに翻訳文を勝手にネットに公開するのはヤバいかな?」という調べもの依頼をいただきました。

あわよくば広告収入も狙いたいとのこと。

さすがに厳しいだろうとは思いながらも、調べてみると結果は当然NG。

ですが、副産物として、非常に興味深い「例外」が出てきました。

著作権の一つ「翻訳権」

著作権について初めて調べたのですが、その内容は多岐に渡るのですね。

その著作権の中に、このような権利も含まれるのです。

(翻訳権、翻案権等)
第二十七条 著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。

引用元:公益社団法人著作権情報センター

翻訳権や翻案権という表現を初めて知りました。

また、これらの権利がいつ発生するのかも、今回初めて知りました。

著作権は、著作者が著作物を創作したときに自動的に発生します。

引用元:公益社団法人著作権情報センター|著作者にはどんな権利がある?

自動的に発生するというのは、実に興味深いところです。

ということは、私が好き勝手に書いているこの記事内容についても、次々と著作権が発生しているのですね。

このことは教わることも自覚もないので、なんだかとても不思議な気がします。

著作権が保護される期間

発生するときは自然と生まれる著作権ですが、保護される期間はいつかは消えます。

現在では、「著作者の死後50年」というのが原則とのこと。

「著作権(財産権)」の保護期間
ア 原則
「著作権(財産権)」の保護期間は、著作者が著作物を「創作したとき」に始まり、原則として著作者の「生存している期間」+「死後50年間」です (第51条)。

引用元:文化庁|著作権なるほど質問箱

国外の著作権とは条約で合意形成

手厚く保護されている著作権ですが、これが海外ともなると少々ややこしくなってくるようです。

例えば、日本国内のコンテンツを翻訳して、諸外国で使用する場合、保護する範囲や期間などを日本の法律で守るのか、現地の法律を適用するのか?といった点です。

これらは、国同士が条約に締結して「お互いに守り合おうね」という宣言をしているのです。

• 文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約(ベルヌ条約)-1886年
• 万国著作権条約-1956年
• 著作権に関する世界知的所有権機関条約(WIPO著作権条約又はWCT)-1996年
• 実演及びレコードに関する世界知的所有権機関条約(WIPO実演・レコード条約又はWPPT)-1996年

引用元:KITIE-慶應義塾大学日吉メディアセンター|著作物の利用

条約はあくまで「国家間の合意」ですから、いつ変わってもおかしくないものです。

とはいえ、加入している間は機能します。

その中で、私が驚いたのが「旧」ベルヌ条約です。

翻訳権が消滅している著作物が存在する

消滅
vuralyavas / Pixabay

文化庁のサイト『著作権なるほど質問箱』には「翻訳権の保護期間」に関する記載があります。

そこには一部の著作物について翻訳権の消滅に関する内容が書かれているのです。

(イ) 翻訳権10年留保
我が国はかつて、著作物が最初に発行された年から10年以内に翻訳物が発行されなかった場合翻訳権が消滅し、自由に翻訳することができる制度(翻訳権不行使による10年消滅制度)を適用することを、ベルヌ条約上、宣言していました。

引用元:文化庁|著作権なるほど質問箱

こちらのサイトが上記内容を簡単にまとめてくれています。

1. 原著の刊行された時点から10年 (該当する場合には+戦時加算) 以内に、日本国内で正式に契約されて翻訳出版がされなければ、その本の翻訳権は自由使用となる。

2. その10年以内に翻訳出版されれば、一般の著作権の保護期間だけ、翻訳権も存続される (つまり、死後50年+該当する場合には戦時加算)。

引用元:翻訳権について

非常に手厚く守ってくれ著作権法ですが、その中にも「例外」が存在するのですね。

自由使用というのは、さすがにやり過ぎだと判断されたみたいで、のちにこのベルヌ条約は撤回されています。

しかし、上記の「例外」を適用された著作物に関しては、現在もなお使えるようです。

翻訳権が消滅している作品とは?

では、実際にどのような作品が「例外」に含まれているのでしょうか?

上記の「翻訳権について」というサイトには、このような記載があります。

クイーンやカーやクリスティーの初期作が数社の文庫から出たり、〈世界探偵小説全集〉 をはじめクラシック・ミステリの企画が翻訳権を取得せずに出すことができるのは、この 「10年留保」 条項のおかげです。

引用元:翻訳権について

また、Yahoo知恵袋でもこのような書き込みを見つけました。

朝ドラ「花子とアン」で主人公が「王子と乞食」の翻訳をしてますが、大正時代の日本での海外作品の著作権はどうなっていたのでしょうか。外国の版元に連絡をしていたのでしょうか?
ライセンスがどうなっていたのか、どなたかご存知ですか。

引用元:Yahoo知恵袋

他にも探せば見つかりそうですね。

今回の依頼者にも今回の調べもの内容をお伝えしました。

古典英文学もお好きな方なので、「自由に使えそうな作品を調べてみます!」と意気込んでおられました。

海外版『青空文庫』のようなものは、ないものかな。

今度はこちらから「海外版青空文庫みたいなものはありませんか?」という調べもの依頼をしてみます。

多様性を許容するために「違いの見える化」が有効ではないだろうか?

多様性

高さ170cmの棚に、他者の背丈が届かないことで怒りを覚える人はいるでしょうか?

多くの人は「身長によっては届かなくても仕方ないよね」という理解をするだけでしょう。

日常生活の中でも、身長の低い人が高い人に「タンスの上の〇〇を取って」と依頼することは、ごく自然なものです。

ところが、これが「性格」となると話が全く違ってきます。

「わからない」ことがトラブルを生む?

「身長」という特徴は、物理的なもので誰が見てもわかる違いです。

だからこそ、健全な諦めが可能です。

一方、性格は見ただけではわかりません。

この「わからなさ」が人間関係の様々なトラブルの温床になりがちなのです。

例えば、ビッグファイブ理論における特徴の違い。

外向性が高い人は、自分の外部に刺激を求める傾向にあります。

  • 人がたくさん集まるパーティーが好き
  • 絶叫マシンのような激しいアトラクションを好む
  • 一夜限りの恋を求めることもある
    (他の4つの因子とも関連するので、外向性だけでは決まりませんが、あえて単純化します)

外向性が低い人からすれば、外向性が高い人の上記のような行動は理解ができません。

性格への遺伝の影響を知らなければ「なんであいつはいつも落ち着きがないんだ!」とただ怒りを覚えるだけになることもあるでしょう。

しかし、相手を突き動かしているものの半分が「遺伝」だとわかると、しぶしぶながらもある程度は「仕方ないよね…」と健全な諦めに至ることも多いのです。

身長の高さという身体的特徴を変えようとしないことと同じで、相手を変えようとしなくなることの方が有益なことは少なくありません。

変えにくいものに注力するよりも、変えやすいものに注力した方が明らかに効率的ですから。

遺伝が影響するのは、身長9割、性格5割

双子
AdinaVoicu / Pixabay

遺伝の影響を研究する分野では、別々に育てられた一卵性双生児研究の類似性があります。

その研究の結果の一例として

身長では9割、外向性などの主要な5割、推理や空間把握能力は4割台、記憶や言語能力では3割台

引用元:『だまされ上手が生き残る 入門! 進化心理学』P.63

という説があります。

「身長が決まる要因の9割が遺伝の影響」だということに、違和感を覚える人は少ないでしょう。

だからといって、全く変えられないわけではありませんが、非常に変えにくいものであることも事実でしょう。

一方、性格は5割。

半分ですから、これを多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれでしょう。

どちらにせよ、人間の性格の半分が遺伝の影響を受けているというのは事実です。

遺伝的な影響を「見える化」するのがビッグファイブ理論

その生まれ持った特徴は、日常では断片的に「行動」として垣間見えるだけです。

数値として「見える化」するために有効な一つ手法がビッグファイブ理論なのです。

実際、パーソナリティ心理学を学ぶことで、人付き合いはとてもラクになります。

自分と違う人の行動パターンを許容できる幅が増えます。

私の友人に、非常にマイペースで行動的な人がいます。

ただ、ちょっと周囲への配慮が薄く、マイペース過ぎる傾向にあります。

以前の私であれば「あいつはなんでこうなんだ」と怒りを覚えていたことでしょう。

しかし、今では「外向性と経験への開放性の高さと、共感性、神経症傾向の低さがあの行動を生んでいるんだな」と理解できます。

ある程度行動パターンを理解できるからこそ、行動を予測して準備やフォローも可能となるのです。

相互理解が他者との協力の基盤となる

お互いが違いを把握していれば、「なんでアイツは!」という怒りを覚える機会は大幅に減ります。

身長と同じで、後天的にあまり変えようがないものに対して、怒りを抱くことは少ないものです。

「なんでアイツは身長が低いんだ!」と怒ったところで、何の意味もありません。

また、不用意に「相手を変えよう」ともしなくなります。

「変えよう」というのは、部分的には「現状の否定」でもあります。

否定しにかかってくる人間と良好な関係を結べる人は、きわめて稀なもの。

不用意に他者を変えようとアプローチをすることは、トラブルを量産するだけです。

他者との違いを理解できるようになることが多様性と付き合える入り口となるでしょう。

身長のような見ればわかる違いが問題になることはありません。

性格はすぐに目に見えないからこそ、できる範囲の数値化が有効ではないでしょうか。

 

『だまされ上手が生き残る 入門! 進化心理学』
著者:石川 幹人

自分の性格を変えたい人は、パーソナリティ心理学を学ぼう

パーソナリティ心理学

「自分の性格を変えたい」という方は意外と多くおられます。

自分の性格が嫌いな人に会うことも決して少なくありません。

このような方々にこそ強くお勧めしたいのが、パーソナリティ心理学を学ぶことです。

この分野にはMBTIやエニアグラム、DiSC理論など、さまざまな分析の仕方があります。

どれも実用的な分析ですが、昨今の心理学の趨勢から、特性5因子理論(ビッグファイブ)を学ぶのが最も有益だと私は考えています。

学び始めに最適の一冊

比較的読みやすくて、詳しいのがこの本。

『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』
著者:ダニエル・ネトル

著者のダニエル・ネトル氏は、英国ニューカッスル大学生物心理学部の専門家。

日本では2009年に出版された本なので、現在ではより研究が進んでいるかもしれません。

それでもなお、特性5因子理論(ビッグファイブ)を学び始めるのには、とても良質な一冊です。

特性5因子理論(ビッグファイブ)診断

ビッグファイブは、人の性格特性を5つの因子で表します。

  1. 外向性
  2. 神経質傾向
  3. 誠実性
  4. 調和性
  5. 経験への開放性

診断方法は、簡易なものから専門的なものまでをまとめていますので、こちらをご覧ください。

性格の50%は遺伝で決まる。だからこそ、自分の特徴は掴んでおこう

それぞれの数値がすべて高いほど良いのかというと、そうではありません。

全ての特性について高い場合も低い場合も、メリットとコストの両方が存在するのです。

だからこそ、自身の特性を知ることが重要なのです。

生きるコツとは、これらのコストにうまく対処し、ともに生き、押しつぶされないようにすることである。

引用元:『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』P.141

自分の性格に悩みがちな人の強み

神経質
geralt / Pixabay

往々にして、自分の性格を思い悩む人の多くは「神経質傾向」が高い人です。

ひと言で表現するなら「ネガティブな情動への反応が強い人」です。

何かをすることで獲得できそうな報酬や性的興奮、知的好奇心よりも、不安への反応が勝る傾向を持っているのです。

これだけを見ると自分の性格をより嫌ってしまうかもしれませんが、当然ながら神経質傾向が高い人にはメリットもあります。

厳しい環境下で生存確率が高くなる

神経質傾向が低すぎると、死亡率を増大させることが知られています。
リスクに気づかなかったり、楽観的なあまり危険を放置するため生存確率が下がるのです。

ものごとの現状が正しくないと感じ、変えたいと強く思う

だからこそ、自身がかかわる領域で革新者となる可能性が高いのです。

失敗への恐れをバネにとてつもない努力を果たし、成果をあげる

取りつかれたように仕事をする人がいます。
当然ながら、その中で着実に結果を出していきます。

最も注目すべきは「現実を冷静に見極める力」

中でも、神経質傾向が高い人の特徴は、現実を冷静に見極める力を有すること。

ものごとを楽観的に見ないので、人間が陥りがちな「不確かな思い込み」に目が曇ることが少ないのです。

この能力は、仕事において必ず役立ちます。

株で勝っている人に、神経質傾向が高い人が多いのは有名な話。

他に専門知識を詳細に学ぶ研究分野でも活かせるでしょう。

社内のさまざまな危険に気づき、事故が起きる前に対策を講じることもできるでしょう。

しかし、「ポジティブ信奉者」は、神経質傾向の特徴を一笑に付すことでしょう。

何らかの具申をした記録を残しておいて、放っておきましょう。

いつか困るのは、ポジティブ信奉者ですから…。

性格を変えることより特徴を活かす術を見つけられる

性格の半分は、持って生まれたものです。

身長や体格、顔の形と同じで、大きくは変えようがありません。

だからこそ、それらを活かす術を学びましょう。

そのための大きなヒントが特性5因子モデル(ビッグファイブ理論)にはありますよ。

『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』
著者:ダニエル・ネトル

変化に富む時代を生き抜く力を培う「冒険教育」

冒険

「冒険が人を成長させる」と聞くと、あなたはどう思いますか?

実は、誰もがこの「冒険」の経験を経て、成長し続けてきています。

子どもの頃は、世界は「未知」で満たされています。

小さい頃は、初めて見つけた路地裏を通るだけで、おもしろかったものです。

あのワクワク感こそ、冒険の魅力ではないでしょうか。

そして、この「冒険」をテーマにした教育手法が存在します。

日本では、冒険教育、アドベンチャー教育、プロジェクトアドベンチャーといった表現をされています。

私も何度か参加したことがあるのですが、とても有意義な経験ができました。

今回はこの「冒険教育」のご紹介です。

そもそも「冒険」とは何か?

まずは、辞書で意味を調べてみました。

【冒険】
危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること。

引用元:goo辞書「冒険」

辞書の意味を見ると、なかなかに危なそうです。

このような危険なことを教育として活用することに、違和感を覚える方もおられるかもしれません。

しかし、私たちが生きている毎日と実は大差がないことにお気づきでしょうか。

特に、辞書の解説文の後半部分
「成功するかどうか成否が確かではないことを、あえてやってみること」
これは私たちに日常と共通してはいないでしょうか。

現代は、変化が目まぐるしい時代です。

技術革新があちこちで生まれ、さまざまな産業が次々と淘汰されていきます。

このような時代の中で「成功することが確実」などというものは存在しません。

成功するかどうかわからないことに、誰もが取り組むしかないのです。

これはまさに「冒険」です。

しかし、みなさんは「冒険するときに大事なこと」を教わった経験がありますか?

これからの時代に必須である学びのはずです。

しかし、残念ながら日本の学校という枠組みの中では、教わることはありません。

教科書を読むだけではとても学べないのです。

だからこそ、有効なのが安全に冒険を経験できる「冒険教育」です。

冒険教育とは何か?

ひょうご冒険教育のサイトには、こう記載があります。

冒険を通して、協力、信頼、問題解決、達成感、自己への理解などを学ぶ教育プログラム

引用元:ひょうご冒険教育

冒険の中で、他者との協力や目標達成の喜び、自己受容などを体得するのです。

しかし、単に危険の中へ野放しにするわけではありません。

参加者が主観的に危険を感じるだけで、施設側は万全の安全策を講じています。

「危険の中に放り込む」のではなく、「危険だと感じる環境を演出する」という表現の方が的確でしょう。

Googleの社内研修でも使われている

「冒険にチャレンジできる人になってほしい」という思いは、親御さんだけでなく、企業の経営者も社員に対して抱いています。

実際、誰もが知っている企業でも研修に活用されています。

Googleの社内研修制度をつくっているゴーピ・カライル氏の著書でも冒険教育が紹介されています。

『リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~』
著者:ゴーピ・カライル

冒険に取り組む姿勢は、これからの時代に必須となる資質なのです。

非日常環境の中で経験から学ぶのが冒険教育

冒険
Hans / Pixabay

とはいえ、「冒険しろ」と言われても何をすればいいのかわかりません。

そこで、日常ではまず経験しない環境を意図的に作り、そこでの経験からの学びを促進するのが冒険教育です。

「非日常的な環境」と言われてもイメージできないと思いますので、少しだけご紹介します。

本当は、まったく何も知らないで冒険教育に飛び込むのが一番です。

しかし、何もわからないと「経験してみよう」とすら思うこともありませんから、少しだけ。

高さの違う2種類のワーク

基本的には、自然豊かな環境にある専用施設内で行われます。

取り組む活動内容は、大きく分けると2種類あります。

  • 低地で取り組むワーク【ローエレメント】
    • 高さ1~4mほどの施設で取り組む
  • 高地で取り組むワーク【ハイエレメント】
    • 高さ5m以上の施設で取り組む

それぞれ、何をするのかについては、埼玉県立神川げんきプラザのサイトからの一部だけ引用しますので、ご覧ください。

ローエレメント

トラストフォール
仲間の支えを信頼して、背中から倒れこみます。

島わたり
板を使って、落ちないように3つの島を渡ります。

タイヤ木
木に触れないで、タイヤを抜き、再び入れます。

ジャイアントシーソー
バランスを取りながら、全員が乗ります。

ウォール
全員が壁を登りきります。

浮き台わたり
ロープを使って、全員が浮き台に渡ります。

ハイエレメント
バンパーポール
高さ5mの丸太の上から、目標のボールめがけて飛びつきます。命綱が頼りです。

ジャイアントラダー
命綱を他の参加者が支え、体育館の天井まである巨大なはしごを、2人が協力して登ります。

引用元:埼玉県立神川げんきプラザ

これら以外にも屋内で取り組むワークも存在しますが、やはり専用施設を使って冒険に飛び込むのが冒険教育の醍醐味です。

協力の中で育まれる「他者と協力する力」

協力
skeeze / Pixabay

冒険教育のワークは、仲間を信頼し、仲間と協力するのが基本です。

これまた実社会とまったく同じです。

しかし、他者と協力するためには、人間関係を築く力が必要となります。

冒険教育では、実際にさまざまな人と協力せざるをえないので、少しずつ経験を積み重ねながら体得することが可能なのです。

正解がない中で、他者と力を合わせながら、自分たちの答えを築き、困難を乗り越えていくことこそ、現代で求められている教育ではないでしょうか。

冒険教育は、この役割の一部をしっかりと担っています。

冒険教育を経験できる場所

まだまだ数は少ないですが、以下は比較的有名です。

より詳しく知りたい方へ

さきほどご紹介した埼玉県立神川げんきプラザの「動画でわかるアドベンチャー教育」のページには、、動画がいくつか紹介されています。

興味がある方は、ぜひご覧ください。

ただ、ご自身が参加される場合は、あまり詳しく知らない方がいいでしょう。

知らない方がより「冒険」になり、学びが深くなりますから。

お子さんを冒険教育に参加させようかどうか迷っている方は、ぜひ一度動画をご覧ください。

「安全に冒険を経験できる」という意味が少しわかるかもしれません。

ノーベル賞受賞成分のEGF配合化粧品は効果があるのか?

化粧水

「ノーベル賞受賞成分のEGF配合化粧品って、効果ありそうですか?」という今回の調べもの依頼をくれたのは、お年頃の女性です。

何かと、美容に関連する調べもの依頼数多く寄せられます。

女性陣の関心の強さを伺わせますね。

そもそもEGFとは何か?

聞いたこともなかったので調べてみると、かなり本格的に研究が進んでいる分野のようです。

EGFの実験結果を公開している日本EGF協会という組織も存在しています。

協会のサイトには、きちんと「EGFとは何か?」を書いてくれています。

正式には「Epidermal Growth Factor」 という成分。

日本語にすると「上皮細胞増殖因子」。

これが何かというと…

皮膚の表面にある受容体と結びつき、新しい細胞の生産を促進する、体内で形成されるタンパク質の一種です。

引用元:日本EGF協会-EGFとは?

とあります。

細胞を作る働きを促進するタンパク質のことなのですね。

発見者がノーベル生理学医学賞を受賞していることから「ノーベル賞受賞成分」などと表記されているようです。

恒例の分子量チェック!6000もあるから浸透しない

コラーゲンやヒアルロン酸を調べた時に明らかとなった「肌が吸収する成分の分子量」。

今回も調べてみました。

分子量 6,000

引用元:和光純薬工業株式会社

少なくとも、肌から浸透していく成分ではないようです。

だからといって、すぐに「効果なし」という結論に至るわけではありません。

ヒアルロン酸のように皮膚の表面に付着して、一時的に潤いを保つ役割を担うこともあるからです。

ただし、今回はあくまで「細胞を作る働きを促進する」物質です。

それが肌の表面に乗っているだけで、果たして効果を期待できるのでしょうか。

針やレーザーで穴を開けて、肌の奥に届ける必要がある

穴
TeroVesalainen / Pixabay

調べていく中で、驚いたのが美容外科で実施されているとある療法です。

なんと針やレーザーを使って、わざわざ皮膚に微細な「穴」を空けて、EGFを浸透させるのです。

というより、物理的に穴を空けないと、浸透していかないのです。

それほど、皮膚が有するバリア機能は物質を通さない強固な壁というわけです。

上記の医療法人のサイトにも

成長因子は、お化粧品のように素肌に塗るだけでは真皮層に浸透しません。

引用元: 医療法人社団 形成会 酒井形成外科

とはっきり明記されています。

やはり、今回のEGFという成分もコラーゲンやヒアルロン酸と同じように、皮膚の中に直接注入でもしない限り人体に影響を与えられないのです。

化粧品に大きな期待をするのは、分の悪い賭け?

今までいくつかの美容成分を調べてはきましたが、どれもあっさりと反対意見に出会います。

こうなると、化粧品に対して「何らかの特別な効果」を求めること自体が間違っているように思えてきます。

もっとも、医薬品や医薬部外品ほどの効力がないからこそ、化粧品という分類なのですから、当然かもしれません。

では、結局のところ、どうしたら肌を良い状態にできるのでしょうか。

今後は、そのための具体策を調べていきます。

野菜栽培はしてみたいけど、なかなか…という方こそ「再生栽培」から

栽培

料理をする度にたまってしまうゴミが「野菜のヘタ」。

しかしその中には、捨てずに育てることができるものがあることをご存知でしょうか。

しかも、その方法も驚くほど簡単です。

「一度野菜の栽培をしてみたいけど、土とか道具とか何もないからなぁ」と二の足を踏んでいる方は、ぜひ「野菜のヘタ」を栽培するだけの再生栽培をぜひお試しください。

必要なのは、野菜のヘタと容器だけ

必要なもの2つだけ。

しかも、簡単にそろいます。

  1. 野菜のヘタ
  2. ペットボトルを切ったもの(500ml or 1L)、カフェでもらえる透明カップ

以上です。

野菜のヘタは、日々の料理で出るものを使ってください。

いつもは捨てるだけだったものが使えるのです。

  • ニンジンのヘタ
  • 大根のヘタ
  • ネギのヘタ
  • 小松菜の根っこ部分
  • ほうれん草の根っこ部分
  • 白菜の芯
  • キャベツの芯

などなど。

他にも探せば、様々な野菜が再生します。

今、我が家では上記のすべての野菜たちが生きています。

方法は「水に漬けておく」だけ!

方法も驚くほど簡単です。

ひと言で表現してしまえば、「水に漬けておく」だけです。

収穫量を増やすなら、水耕栽培用の養液などもあればいいのですが、まずは試してみるだけなら水だけで十分です。

容器は家にあるペットボトルを切ったもので構いません。

スタバやタリーズなどの透明カップも使えます。

水がたまれば何でもいけます。

水は毎日入れ替えるのがベストですが、二日に一度くらいでも大丈夫です。

再生栽培をすることで得られるもの

白菜の花
Didgeman / Pixabay

節約効果や緑によるリラックス効果などが謳われることもありますが、私の場合は自然の力強さを身近に感じられることです。

先日、私の家では、白菜が花を咲かせました。

元々、鍋をするときにヘタが余ったので、水に突っ込んでいただけのものです。

それが成長して、あれよあれよという間に成長し、今や黄色い花を咲かせているのです。

他にも、同じく鍋の食材となった白ネギ。

余った根っこ部分を水に漬けていたら、今やネギ坊主(ネギの花のつぼみ)が出てくるまでに再生しています。

どちらもただの野菜くずだったのに…。

毎日、洗面所で歯を磨きながら、自然の力の偉大さを眺めています。

ちょっとした感動が日々の生活に加わりますよ。

失敗してもリスクゼロ

この再生栽培の一番のメリットは、失敗しても何のリスクもないことでしょう。

元々は、生ごみとプラゴミです。

それらを使ったちょっと遊んでみるという感覚です。

遊びなのに、1円も使いません。

より詳しい・本格的なやり方も情報も簡単に手に入る

「再生栽培」「水耕栽培」などで検索をすると、いくらでも情報が出てきます。

楽しみながら節約も♪土を使わないで「おうち菜園」しよう
スタバのカップを再利用!イタリアンパセリを水耕栽培で育ててみるよ!
再生野菜で食費節約

これらのサイトもその一部です。

私はすっかり好奇心を刺激されて、次は何を育ててみようかと楽しみになっています。

腰痛でお悩みの方にぜひ読んでほしい『腰痛診療ガイドライン』

腰痛

健康食品や健康サービスを買う前に、根拠があるのかどうかを調べる時に有効なサイトは以前にもご紹介しました。

健康を求めて商品を買う前に、必ず一度は見ておくべき3つのサイト

同じように、様々な治療法についても根拠を示しながら、情報を公開してくれているサイトを探していました。

すると、元・医療関係者の知人があるサイトを教えてくれました。

医療関係者が閲覧するためのサイト

医療情報サービスMinds(マインズ)

厚生労働省から事業委託を受けた組織が科学的根拠に基づき、情報発信をしてくれているサイトです。

私は存在を知らなったのですが、10年以上も前から公開されていたのですね。

ここでは本来なら医療関係者が閲覧する情報まで読むことができます。

とはいえ、私たちは素人ですから、これらの情報だけで独断してはいけないことは確かです。

しかし、参考になる情報がこうして公開されていることは知っておいて損はありません。

腰痛の人は必見『腰痛診療ガイドライン 2012』

例えば、腰痛でお困りの方は、ぜひ一度この『腰痛診療ガイドライン 2012』を読んでおくといいでしょう。

章立ては以下の通り。

  • 第1章 定義
  • 第2章 疫学
  • 第3章 診断
  • 第4章 治療
  • 第5章 予防

すでに腰痛でお困りの方が必要とするのは、第4章の「治療」でしょう。

腰痛に有効だという根拠がある治療について

目次を列挙しますので、気になる箇所があればぜひ読んでみてください。

CQ 8. 腰痛の治療に安静は必要か
CQ 9. 腰痛に薬物療法は有効か
CQ 10. 腰痛に物理・装具療法は有効か
CQ 11. 腰痛に運動療法は有効か
CQ 12. 腰痛に患者教育と心理行動的アプローチ(認知行動療法)は有効か
CQ 13. 腰痛に神経ブロック・注射療法は有効か
CQ 14. 腰痛に手術療法(脊椎固定術)は有効か
CQ 15. 腰痛に代替療法は有効か
CQ 16. 腰痛の治療評価法で有用なものは何か

引用元:『腰痛診療ガイドライン 2012』

専門家にとって当たり前なことかもしれませが、私のような素人にとっては、驚く内容が少なくありません。

治療
SilasCamargo / Pixabay

急性腰痛には安静が必ずしも有効な治療法とはいえない

腰痛のときは、ゆっくり休むといいのだと思い込んでいました。

ところが「ベッドの上で安静にする」のは効果が低いという報告があるだそうです。

むしろ、無理のない範囲で、活動を維持した方がよいというのは、本当に驚きです。

運動療法が急性腰痛に効果がないけど、慢性腰痛に効果がある(しかも、有効なエビデンスも存在する!)

急性腰痛について「運動療法が痛みの軽減に差がない上に、機能回復にも効果が認められない」とはっきり書かれています。

でも、慢性腰痛には「効果がある」と明記されています。

急性と慢性では、対応策が全く違ってくるのですね。

運動の種類によって効果の差が認められない

腰を曲げるか伸ばすかという運動の違いは、効果の大小にあまり関係がないとのこと。

これも驚きです。

どの運動が最も効果があるのか?を追求するよりも、まずは運動をすることが先決なようです。

認知行動療法は、亜急性・慢性腰痛の治療に有用である

腰痛で心理療法が出てくるとは思いませんでした。

しかも、有効であるというエビデンスが複数あることにも驚きです。

結局、自分で運動する習慣を少しずつでもつけることが有効なのですね。

上記に紹介したのは、本当にごく一部です。

ぜひ、気になった箇所を読み込んでみてください。

ただ、運営母体は天下り先としてWeb上では叩かれている

 

最後に、このサイトの運営母体が気になりました。

法人名は「公益財団法人日本医療機能評価機構」。

どうやら、病院の評価を下している組織のようです。

WEB上では「ただの天下り先だから、存在価値なし」などと叩かれています。

疑問を抱く人は、他にもいるようで、Yahoo知恵袋にも以下のような質問があるほどです。

病院機能評価を取得することはどういったメリットが誰にあるのですか?

機能評価をしてもらった認定をもらうために、数百万も払えと言われたら、誰でも疑問を抱くことでしょう。

しかし、医療関係の情報を握っているのは確かです。

実際、医療情報サービスMinds(マインズ) は、非常に参考になります。

情報に罪はありませんから、ぜひとも活用させてもらいましょう。

ダイエットの意味は「食事制限」。痩せることだけを表していない。

ダイエット

「ダイエット」という言葉はよく聞きますが、この言葉の意味について考えたことがありませんでした。

漠然と「痩せること」という程度の理解しかなかったのです。

しかし、化粧品やサプリメントなどを調べる中で、よく見かける言葉だったので調べてみました。

日本語辞書の意味は「食事制限」

まずはいつものように辞書で調べてみました。

すると、さっそく私の勘違いが判明しました。

ダイエット(diet)  健康または美容上、肥満を防ぐために食事を制限すること。

引用元:コトバンク-「ダイエット」

なんと「痩せる」という意味ではないのです。

「ダイエット=痩せる」といった思い込みが私にはあったのですが、それはどうやらごくごく最近の変化のようです。

では、その根源をたどってみましょう。

語源は「生活様式」を表すギリシャ語

日本語のダイエットは、英語のdietから生まれた言葉です。

では、英語のdietの意味はなんなのでしょうか。

調べてみると、もともとは日常の食べ物を表すギリシャ語だったようです。
(出典:語源由来辞典-ダイエット

だからこそ、英和辞典でdietを調べると、まず最初に

a meat diet (肉食)・a vegetable diet (菜食)

といった用法が出てきます。

元々は痩せることと、直接かかわる言葉ではなかったのです。

飽食時代が生んだ「減らす」という意味

食事
GuillermoVuljevas / Pixabay

次に出てくるのが「(治療や体重調節のための)規定食」「食餌(事)療法」「食事制限」といった意味です。

ここでもまだ「痩せる」に直接かかわる言葉はありません。

むしろ、療法とするからには、症状によっては体力をつけるために「もっと栄養のある物を食べましょう」という話も当然出てくるでしょう。

しかし、現在の日本は、飽食の時代。

現代人は食べ過ぎによって、病になることが少なくありません。

だから、治療のための食事を考えると「〇〇の摂取量を減らす」といった意味合いに自然となりがちなだけなのですね。

決して、食べる量を減らすことがダイエットではないのです。

痩せるためには「ダイエット」では明らかに足りない

仮に、ダイエットの意味が食事制限であれば、「痩せる」という目的を果たすには、明らかに足りません。

たしかに、食事は重要です。

しかし、食事以外にも日々の運動や生活リズム、ストレスの具合など、様々な要因に私たちは影響を受けています。

そのうちの一つを取り上げて、力を注いでも大した効果は得られないでしょう。

むしろ、食事以外のものを少しずつ組み合わせる方が明らかに有効ではないでしょうか。

 

それにしても、言葉の変化は本当に興味深いですね。

「情報」という言葉を調べた時にも感じましたが、原型がわからないほど変化してくのですから、実に興味深いものです。

「情報」ということばは、いつ生まれたのか?

病気でなければ「健康」だと思っていたら大間違い